脱獄不可能の刑務所があったアルカトラズ島に、神経性毒ガスを奪ったテロリスト軍団が観光客を人質にしてたてこもった。タイム・リミットは40時間。FBIは化学兵器のスペシャリスト(ニコラス・ケイジ)と、33年前アルカトラズ島を脱獄したという男(ショーン・コネリー)を「ザ・ロック」と呼ばれる鉄壁の要塞へと送り込む。
1996/米
はい。昨日テレビで放映したのを今日ビデオで見ました。
先日ここで書き込んだ通り未見だったのでナイスタイミング!とばかりに意気込んで見たのですが・・・。
はっきり言ってがっかり。
俳優たちは熱演でしたよ。ものすごく。特にエド・ハリス。
問題は脚本と監督ですな。
『バッド・ボーイズ』からの第二作目となるマイケル・ベイ監督の作品らしいけど、音楽の使い方とかカメラワークもほとんど同じ。
そういえば『アルマゲドン』もそんな印象だった。
*以下ネタバレ注意*
潰れたフェラーリから命からがら逃げ出し立ち上がったN・ケイジを足元から回り込んで撮ってたり、物語の発端となる序盤で神経ガスを盗むシーンもあたしの大好きな『バッド・ボーイズ』に焼き写しな作り方だったしね。
ま、監督のセンスだから似てるのはしょうがないとして。
いちばんがっかりなのはマイケル・ビーンの扱い。
人物紹介みたいな描写もなく普通に出てきたと思ったら、あっというまに殺されちゃうし。
久々の大作映画出演なんだからもっと長持ちさせてよ!って思っちゃった。
しかし彼とエド・ハリスとの掛け合いには鬼気迫ったものを感じたね。
『アビス』では立場逆転してたのにね。不思議です。
エド・ハリス演じるヘタレ軍人にもがっかり。
軍人として国を守ってきたのに戦死した部下たちになんの恩恵もないと国に対して大金を要求する。
日本人にはあまり馴染みのない要求だけど、感情は理解できる。
しかし!
最後の最後でなんなのあんた?ってブラウン管に向かって思わず叫んじゃったよ。
怖い神経ガス盗んだんだからとことん悪役になればいいのに。
そら部下も歯向かいたくなるっつうの。
悪役になりきれない悪役を表現したつもりだろうけど、はっきり言って失敗ですな。
アマゾンでは総合採点が☆5なんだよね。
なぜでしょう?
見終わった印象は音楽しか残ってないから、あたしの採点は
☆2で。
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